タフレックPF442A8本脚キャリア 新着

タフレックPF442A8本脚キャリア
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自宅のアトリエで作品を紹介する三原俊弘さん=島根県出雲市で2022年10月6日午前11時5分、目野創撮影 拡大
自宅のアトリエで作品を紹介する三原俊弘さん=島根県出雲市で2022年10月6日午前11時5分、目野創撮影

 島根県出雲市で統合失調症を患いながら絵を描いている三原俊弘さん(50)が今春、障害者支援事業所を辞めて、画家として独立した。若い頃は暴走族に入り、地元をバイクで走り回っていた。「魂を込めて描いています。迷惑をかけた地元に絵で恩返ししたい」と力を込める。

 高校を中退し、地元の暴走族に入って仲間たちとバイクで走り回っていた。その後、しばらくは大阪や東京などを転々とし、板金塗装工などをしながら荒れた生活を送った。

 21歳の時、統合失調症を発症。きっかけは地元に戻って建設会社で勤めていた時、人間関係のトラブルで数人の同僚から殴る蹴るの暴行を受けたことだった。幻聴や幻覚に悩まされ、周囲ともめごとが絶えなくなった。仕事も長続きせず、障害者支援事業所に通うように。そこで絵を描くことを勧められた。

三原俊弘さんが小学4年の時に描いた牛の絵=島根県出雲市で2022年10月6日午前11時8分、目野創撮影 拡大
三原俊弘さんが小学4年の時に描いた牛の絵=島根県出雲市で2022年10月6日午前11時8分、目野創撮影

 本格的な美術教育は受けていないが、少年時代から絵は得意だった。次第に才能が開花し、さまざまな美術展で入賞するようになった。地元の企業のキャラクターデザインやカラオケ店の内装の壁画も頼まれた。

 現在は事業所を辞めて、妻や息子らに支えられながら創作活動に励む。まだ就寝前に幻聴が聞こえるが、統合失調症は大きく改善しているという。絵画を始めた当初は精神状態を反映した暗い色合いの作品が多かったが、今では力強い筆遣いで色鮮やかな作品が多くなった。自宅のアトリエには有名パンクロッカーや動物などを題材にした作品が並ぶ。親交のある画家にSNS(ネット交流サービス)でアドバイスを受けることもあるが、基本的には感性のままに描く。一部の作品はフリーマーケットアプリで出品もしている。

 三原さんには大切にしている絵がある。小学4年の時、牛を描いて絵画コンテストで入賞し、母が保管してくれていたのを昨年、三原さんに渡してくれた。絵の中の牛はとても優しい目をしている。「この絵を見ると、少年時代の純粋な気持ちに戻ることができる。原点を大切にしながら、今後も多くの人を感動させられる作品を出雲から生み出していきたい」と話している。【目野創】

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